アコースティックを感じるアルバムをご紹介します。
必ずしもギターではありませんが,アコースティックはいいなと思えるオススメCDです。
ギターの練習は聞く所から始まっていると思います。
練習と考えるよりも,音楽のセンスを磨くという意味で大切な気がします。
(o⌒.⌒o) ウムウム
そのためにはどうしてもCDの枚数をある程度聞かないとセンスは成長していかないように思います。
どうしても音楽が偏ると,自分の中でテンポやリズムやコード進行の違いがあまりない,同じような曲ばかりを聞きやすいですよね。
そうすると,演奏の表現もノリもどうしても今一つ自己流かなという感じになる傾向を感じています。
昔,オーディオに凝っていた頃のプロのアドバイスの一つに「ハードとソフトは同じ金額をかけるべし」というのがありました。
つまり,その人のオーディオがトータル50万円なら,CDやレコードやDVDなどのソフト類も50万円分必要だというのです。
実際,私もオーディオの趣味のおかげで優秀録音という尺度でレコードやCDを選んだので,時代も古いものから,最新のものまで世界中のいろんなジャンルの音楽に接する事が出来ました。それが,今思うとかなり良かったと思います。
(o^^o) ♪
それで,必ずしもギターではありませんが,ぜひセンスという点でオススメできるものをご紹介したいと思います。
矢野顕子 SUPER FOLKSONG
好き嫌いがあるとよく言われる歌声ですね。でも,このピアノ弾き語りのソロアルバムはすごいナンテもんじゃありません。
本当に歌いながらここまで弾けるものかと思わせます。やはり,この手の一発録りに音楽の原点を私は感じてしまいます。
何か張り詰めた感じが伝わってきます。
曲目も古いものからいろいろあって,アレンジが大胆です。バラードのサムデイもおもしろいですね。
「塀の上で」という曲が何かを感じさせます。
私が最も何かを感じたのは,THE BOOMの「中央線」ですが,本家のものとは全くといっていいほど違っています。これは元々矢野顕子の曲ではないかと思えるほどです。
ボーカルとピアノだけの世界,アコースティックはいいなと思える一枚ですよ。
平井堅 KEN'BAR
2003年の紅白の中で,「見上げてごらん夜空の星を」を映像で故坂本九と平井堅が共演しましたが,それはこのCDの中での企画でした。
このCDは平井堅のボーカルにピアノとギターのみが絡むという願っていたアルバムなのです。
曲はスタンダードポップスばかりです。ピアノもソルト&シュガーのシオノヤさんが参加していたり,矢野顕子が「大きな古時計」のピアノを矢野風に弾いていたりします。
ぜひ,曲目も調べてみてください。いい曲ばかりです。
ジョージ・ウィンストン サマー
非常に良質の音楽を提供し続ける,ウィンダムヒルレーベルの中でも特に人気のある,ピアニストでギタリストです。
彼の演奏はもちろんすばらしいんですが,音楽を愛する気持ちの点で共感するモノがあります。
彼は全曲オリジナルのというのが少なくて必ず古いラグや何かトラディショナルを発掘して自分のスタイルにアレンジしてまるで自分の曲のようにアルバムに収めるのです。
マイナー系の曲もすばらしいのですが,全曲が明るめのサマーは特にオススメです。
彼はアコギでハワイアンも演奏します。
彼の言う事が印象的です。
「本当にいい音楽というのは,母親が子供寝かせるために歌ってあげるような,CDも楽譜もないような,素朴な音楽なのです。」
と言うのです。そんな知られざる名曲を発掘する姿勢に共感するのでした。
昔むかし,車のCMでアルバム オータムのLonging/Loveという曲が話題になったのでこれを聞けば思い出す人もいるかもしれません。
彼の楽譜は入手困難なのですが,韓国で見つけ時には即二冊ずつ買ってしまいました。 (^ー^)
彼のアルバムは四季折々ありますので,それぞれに味があります。わたしが影響を受けているアーティストの一人です。
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