ブランドサイト

初心者のギター選びその3 その他のパーツ ペグとピックアップとインレイ

最終更新: 2019年3月8日


初心者の皆さんへ:基本的なギターの違いのコース


生徒からある時こんな質問を受けました。

(3万円と30万の同じような形のギターが楽器屋に並んでいるのを見ながら)

「この2本は何が違うのですか?」

(ノ°ο°)ノ  オー それはそうだ。 いったい何が違うんだろう。


普通の人が外見的に見ればほとんど違いがないように思えるのです。

それで,インターネットなどを使って調べてみましたが,アコースティックギターに関して選び方を指導するもので満足の行くものはありませんでした。

それで,わたし的なギターの値段の差について解説してみますのでお役に立てればうれしいです。

ーーーーーーーー


 3 板以外のパーツについて



板以外に値段の要素になるものは 


①インレイワーク

貝の装飾が(バインディング)がボディの脇とかヘッドとかに入っていること。













ラリビーのインレイ





②ピックアップ

エレアコみたいに音が出せるようになっているかどうか。













③ペグ(糸巻き)

これで決定する人はいないと思いますが,いいメーカーというのがあります。






①のインレイは好みで決められます。入れば高いしなければ安いということです。ラリビーは“-01”や“-03”のローコストモデルには一切のインレイがなくポジションマークまでが点になるという割り切り方です。

他にもボディ全体に貝が入ると高くなります。 全体に貝が入ると音色もいくらか影響を受けるといわれています。少し甘くなるような印象があります。



②のピックアップは良く考えるべきです。後から自分でピックアップを付けようと考えた時,最低でも取り付け工賃を含めて2~4万くらいの出費になります。いい物を付けるとなると6~7万の出費となってきます。


ラリビーの場合はフィッシュマンのプリアンプとピエゾピックアップのセットでギタープラス3万~位です。 もしも,ライブや発表会などを視野に入れているのであればピックアップ(マイク)が付いているというのは大きな要素になると思います。


後で高く払うか今払うか。 どれくらい人前で演奏する機会があるか。など考慮しましょう。


でも,音が出るだけのピックアップもあれば,イイ音がするピックアップもあります。 いいラインの音を作るには,いいギターにいいピックアップ,いいプリアンプにいいエフェクトを使う必要があります。

そうなると10万近くの費用がかかるかもしれません。 ギターに20万位出す人はピックアップ関連にもそれくらい出すことがあり,それはバランス的におかしいことではありません。


5万位以下のギターの場合はピックアップが付いている方が便利かもしれませんね。


初心者がギターに30万といわれると・・・

( ̄□ ̄|||)がーーん!

とショックを受ける方がおられますが,職人が一人で作るとギターは30日かかります。 日当1万なら材料費なしの30万ですね。材料費入れて40万コースです。


手作りギターはそういうものです。 注ぎ込む時間と努力で音は変わるものですから音色と値段はある程度比例していくんですよ。



③ペグは後から交換も出来るので決定的な要素ではありません。

でも有名メーカーのものが付いているかだけでもわかれば判断の際いくらか違うでしょう。

有名メーカーで少し高級品と思われるのは「ウェイバリー」ですね。 オープンバックのビンテージタイプがあります。コリングスなどもこれが付いてきます。












ギヤの中心にやわらかい金属の真鋳を使うことでギヤがしっかり噛みます。 ここが独特のチューニングの安定感をかもします。


でも,やはり,海外製のものなのでサイドにある締め付けねじがゆるんでくるトラブルもあって,それは普通に締められないので欠陥と思えるものです。

そういう人は日本製のGOTOHを選ぶことがあります。 メーカーが採用しているシェアはかなりだと思います。

中でも510シリーズなどGOTOHの名前を冠したモデルがありますが,非常にスムーズな動きです。

特にXエックスフィニッシュという艶消しのシリーズはいいですね。
















有名なメーカーのスタイルでねじの穴の位置や,ポストのサイズなどが違ってきます。

それで大まかに次の種類を覚えれば,判断できますよ。


その4つは

 「グローバー」  「ウェイバリー」  「シャーラー」  「クルーソン」 タイプです。


メーカーでいえば,テイラーはグローバータイプ。

コリングスやマーチンビンテージシリーズはウェイバリータイプ

フォルヒやラリヴィーはシャーラータイプ

ギブソンはクルーソンタイプ

とメーカーの特徴で分かれているのですね。


たいていはこれの4種のどれかになります。


この4種はメーカーが違っていても,タイプが同じであればねじ穴などが共通なので,入れ替えられます。

でも,クルーソンが付いているのに,ウェイバリータイプをつけるとねじ穴の違いが生じて,ヘッド裏に穴が残ります。

これが気になる人には気になりますよね。 ぽつぽつたくさん穴があいているんですから。




クルーソンというのはこういう感じです。裏側が四角いボックスです。 ギブソンのJ-45の場合はボタン(つまみ)が白いのが多いですね。
















グローバーはごっつイのです。重いんです。 でも昔の70年代マーチンなどもグローバーでした。














でも,ラリヴィーやフォルヒなどはドイツのシャーラーです。

シャーラーの特徴はねじ位置が少し横に来るところで判断します。














私は何でもいいですが,GOTOHのスムーズさが好きですね。

ボタンが金属でない方が好みだったりします。