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フォルヒOM24EGCTの勧め


フォルヒOM24EGCTです。25のアディロンとマダガスカルまではちょっと高くて手が出ない方にもお勧め出来ます。 初期調整の際に無漂白ボーンでサドルを作り直すのもいいですね。 インゲルマントップが意外に力強いのです。マダガスカルとの相性がいいのでしょう。




フォルヒのOMアディロンマダガスカルが非常にバランスがいいのは本当ですね。

でもアディロンだと25シリーズになってしまい,消費税も入れると値段が50万に近づいている感じがあります。

そこまでは予算的に出せない人もいるのは事実ですね。


そのような時にお勧めがあります。

(・_☆) キラーン


インゲルマントップとマダガスカルです。もちろんこの組み合わせは23シリーズでも出来るのですが,デザインと作りが24の方が少し上になるように思います。



パッと見た感じ非常に上品さがあります。デザインのセンスはさすがフォルヒと思います。





24のインレイが私は25シリーズのチョウチョよりも好きなのです。





12Fにさりげなくワンポイントもいいですね。







同じような模様がサウンドホールのリングにもさりげなく入ります。

トップの年輪が細かいのはさすがですね。 マーチンのD-42の木目と同じくらい細かいですね。 インゲルマンスプルースですね。




そしてウッドバンディングになります。

これはまさに手工品の感じですね。



バックのマダガスカルの木目はどうでしょう。



(ノ°ο°)ノ  オオオオ


まさに マダガスカル。



これでいい音がするのですから,やめられませんね。


見て良し,聞いて良し。


ボディのウッドバインディングが少し赤が入ったような色合いでこれがまた全体を引き締めていて,デザインのレベルが非常にいいのです。


お値段ですが,税別で

24シリーズは基本が  230000  インゲルマントップ 10000 マダガスカル 90000 

で合計が330000円です。


こうなるとOM25AGCTとOM24EGCTの値段の差が結構ありますね。

予算に限りがある場合,この24インゲルマンモデルのオーダーはかなりいいかもしれません。


4,5カ月あれこれ考えて楽しく待つ価値は十分ありますよ。

(o⌒.⌒o) ウムウム



最後は音ですね。

音はどうでしょうか。


(≧∇≦)b OK!


いいんですね。これが。


もちろんアディロンではないので,アディロン独特のパンチ力はありません。

でも,インゲルマンは繊細と言われますが,繊細というイメージよりは力強いイメージですね。


この弦高で,この弾きやすさでこの音量が出ればすごいなと思います。


ノーマルの23シリーズのシトカスプルースよりもいい音に感じますよ。 もっとレスポンスが高い感じがします。

インゲルマンとマダガスカルもいいですね。相性がいいように感じます。 24シリーズというのがまたいいですね。おそらくGでも結果はかなりいいと思います。

カポを多用して,岸部さん風に演奏するならGという選択もいいですね。


(⌒^⌒)b だね


特に今回は初期調整でサドルを交換いたしました。

最近,この依頼が多くなっております。初期調整の際にビンテージボーンでサドルを変えてしまいます。

そうすると,やはり音の質が変わるのですね。


特に,プレーン弦の太さが出てよりウッディな響きに感じられます。


タスクのオリジナルそのままだと,いい音なんですが,少し響きがこう,表現が難しいのですが,砂糖が入っていないのに甘い缶コーヒーみたいなちょっと物足りない感じがあります。


(^∧^) スミマセンです。


やはり,高級でもメーカー製のギターなので,最後の仕上げを手作業でしてあげるのがもっといいかもしれませんね。

ビンテージボーンにサドルを変えた音はやはりレスポンスが高くなると思います。


というかこれも調整のレシピなんだと思います。

ナット側でテンションを下げて,チューニングの際にカキーンと言わないようにして,サドルの山は45度くらいにしてテンションを稼いでトップにより多く力がかかるようにして,弦高の高さでテンション感はある程度調整するというバランスのとり方を最近はしていますが,これがいいような気がします。

サドルの山が丸くてあまりテンションを稼がず,ナット側で引っ張る調整だと,単音が太くなるかもしれませんが,ストロークの音が気持ち良くないんですね。


初期調整を終えたオーナー様の感想です。


本日、ギターを無事に受け取りました! おかげ様でゴールデンウィークはギターを楽しめます。 音色も変わりましたね。 弾いてみて、「オォ!」と、なりました。 低音の太さと、高音が艶やかに。 牛骨サドルも気に入りました! 調整、ありがとうございました。  -Y

メーカー製ギターを最後にちょっと手を入れるという方法ですね。


その際にさらにピックアップを付けてしまうというのもいいですね。

ついでなのでOM23SRCTを初期調整してニコアースブレンドを搭載した方の感想もお伝えしますね。



こんにちは、感想遅くなりました。 すごいですね、調整でこんなに変わるとは思っていませんでした。 1、2弦の音が太くなったのが解りました。低音もいいですね! ストロークの音も凄く良くなり感動しております。 ピックアップも最高です。今週末のライブで早速使いたいと思います。 どうもありがとうございました。これからも宜しくお願いします。  -T

というわけで皆様が楽器店の店頭でフォルヒを試奏してOMとGを弾き比べてGがいいと思うかもしれませんが,その時は調整して最後に出てくる音までは判断できないので,皆さまの声を少し判断材料にしてもいいかもしれませんね。

店頭での自分の耳を信じたい人もいるかもしれませんが,やはり,少し遠回りするかもしれませんね。


一番いいのは2台持って自分で比較することですね。


(* ̄m ̄) ププッ



以前にピックアップの取り付け依頼で私に来た,大手楽器店から新品購入したフォルヒがバズリが出ているという問題がありました。 これは一部フレットを擦り合わせないと解決しないのでした。


先日見た名古屋の大手楽器店の店頭在庫も1弦がバズるフレットがあるのです。

これはショッピングセンター内の楽器店がどうしても湿度のコントロールが出来ずに,乾燥し過ぎでフレットの端が少し浮いてしまうことが原因かもしれませんね。


以前に私もショッピングセンターの中の楽器店で講師をしていた経験がありますが,店全体が冬場に湿度30%位になってしまいます。 これが続くとギターの指板が痩せてフレットが飛び出すとか,トップのセンターが離れるとかいろんな問題が出てくると思います。


なので,湿度管理が難しい楽器店の長期在庫のギターを買う際は要注意ですね。


特に1弦の音が均等に1~20フレットまで音が出るか確認するのがいいですね。 音が詰まるところ,音がバズるところがないか要チェックですね。


そう考えるとオーダーはいいですね。


(≧∇≦)b OK!

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