上海楽器フェアへ行ってきました。

更新日:2019年4月3日


2014年10月8-11日 中国の上海国際楽器博覧会 Music China に行ってきました。 規模,音量,どれをとっても刺激的ですね。 周りに音があっても聞こえる音作りを考えさせられました。



中国の楽器フェアは5月の北京,10月の上海と国際展覧会で,3月に広州であります。

この上海の会場の大きさ,規模,音量,圧倒されるものがありました。

(ノ^_^) ハイ!

私は見たかったところをすべて見ることはできませんでした。広すぎるのです。

良くもまあこれほどギターメーカーがあるものかと思うほどありますね。

行けなかった皆様のために少しだけアコギ弾きのギターオタク的観点からこの上海展を振り返ってみましょう。



上海浦東(ぷう3 どん1)国際飛行場からリニアモーターカーに乗って,新国際博覧中心(中心とはセンターの意味ですね)のある龍陽路という駅まで行きます。



時速431Km出ています。早いです。揺れるけど。これで40元(700円)くらいなので,すごいことですね。わずか7,8分で到着します。タクシーだと40分以上かかると思います。 荷物がある時は駅からタクシーですね。



会場が見えてきました。



星期三 が水曜日です。水曜から土曜日までということですね。 普通は夕方5時終了なのです。


メインゲートをくぐってからが広いのです。 V字型になっていますが,展示館がE1-E7まで,WもNもあるのです。



私たちのブースのE5までメインゲートから歩いて10分近くかかるのです。 これだけでも疲れてしまいます。



前日到着するとブースがまだ完成しておりません。スカイソニックだけではこの場所を借りる力がまだありませんので,他のメーカーとの共通商品での相乗りみたいな形ですね。

でもこのAGAのアコギアンプが侮れない音なのです。

何と言ってもAERを作る工場で作っているらしい・・・でもこの目で見たわけではないので何とも言えないのですが。



私の写真を飾るとは聞いていましたが,フィッシュマンのブースに飾られているとは思いませんでした。 うーん自由だ。

(* ̄m ̄) ププッ




夜は新疆(シンジャン)ウイグル料理をいただきました。最高の羊肉でした。

恐らく羊を丸一頭焼いてその肉を切り分けたと思われます。 この店はおいしかったので結局また行ったのでした。



いよいよ。当日の朝です。


昔StudioMが少し扱っていたNAGAギターがその後も頑張っていて,NAGAギターのブースにはいろんな宣伝が張ってありました。

押尾さんもついに上海だけでなく,西安(シーアン)にも行くみたいですね。

中国にも確実にフィンガーピッキングの流れが来ていますね。


NAGAのブースで演奏するのは サカセガワ タケシ ですね。

実は以前からメール友なのでした。



サカセガワさんは外の大きなステージでも演奏していましたね。


どこでも演奏があれば確実に人が集まりますね。

中国での押尾弾き,第一人者! RUSI


(  ̄- ̄)フムフム

完璧コピーですね。素晴らしいです。

正確に言うと95%コピー位ですが,このレベルの人もすでにいるのですね。今後こういう人がもっとたくさん出てくるでしょうね。



しかーし!この後私はすごい出会いをしてしまうのです。

カナダを代表するギターメーカーは何でしょうか?

私が若い頃はじめて借金をして買ったギター,そしてその後の演奏の評価が大きく変わったという人生に大きな影響を与えたギターは何でしょうか。

そしてアルグム2を録音する際に使い,優秀録音として評価されるようになったギターは何でしょうか。

ラリビーなのです。カナダの多くの製作者,メーカーはラリビー出身者が沢山いるのです。

そうです。そのギター製作者 ジーン・ラリビー 本人とお話をする機会があったのです。


ラリビーがどれくらいすごい人なのか,周りにいた人たちはほとんどわからないと思いますが,彼の性格が温厚で人が良く,新しいものに興味がある非常にオタク的な人であることは分かったようです。

私はたどたどしい英語で,あなたの1978年頃のギターを持っていて,レコーディングもそれでしたこと,私のギター人生に影響を与えたギターはラリヴィーC19ということなどなど,出来る限り説明いたしました。

さらにスカイソニックのピックアップを紹介したり出来ました。 確かにいい人。

ZOOMのコーナーでは日本人のエレキ弾きの女の子が歌っていました。


面白いギターもありました。

すでに楽器というよりインテリアですね。



イギリスのアンプメーカーの社長にしてギタリスト。ギタリストがこだわりでアンプを作るようになったのか?

ある日私がAGAのコーナーでアコギを弾いていると,彼が来てアンプをチェックして,最後に一言「音がエレキっぽい,アコギの音がしていない」というのです。

私は「今すぐピックアップのマイク上げますので。」と言って903のマイクを上げたら納得してニコニコ顔で帰って行ったのです。

アンプの音に妥協しない人のようです。

(o⌒.⌒o) ウムウム


NAGAがあれば,SAGAもあります。きわどい商標ですね。

こういうまだ全国的な知名度のないギターメーカーはかなり危険な香りがしますので,怖いもの見たさで近づいて見るのです。

代言人 と言ってエンドース契約の人のことですね。

中国で著名なフィンガーピッキング大先生!とあります。

こういうブースのこういう演奏が恐ろしい気がします。

後ろの方には感情を込めた代弁者みたいなことが書いてあります。

案の上,思っていた通りの中国スタイルでした。音も演奏もインパクトがあるので,録画してみました。

SAGAギターのデモ演奏を見てみる


このインブリッジバリバリですごい音量なので,現場ではこれ以上長く聞くことはかなりつらい感じですね。

「(≧ロ≦) アイター・・・


私の観察した範囲ですが,中国のギター弾きはまだ弾くという段階で止まっていて,EQやエフェクトで自分の音を作るというところまで行っていてる人はかなり少数派ですね。

プリアンプさえない人が沢山いるのです。それで音量を求めるという無理な話なのですね。プリアンプは音量を稼ぐだけではなく音質を整えます。

特にインブリッジを使っている人は最低限,パラDIとかフィッシュマンのプリをつないでピエゾ臭さを何とかする必要がありますね。

やはりプリアンプに1000元~2000元がまだ高級に感じられるのかもしれませんね。

経済の向上と楽器の音質向上にはある程度の関係があるかもしれませんね。


プロなのか?アマチュアのカントリーブルース好きなのか?

怖いもの見たさで見てください。

ここまでにしておきましょう。

♪~( ̄ε ̄;)


国際楽器フェアなので,海外からのメーカーが多数参加しておりユーザーにとっては本物のギターに触れられる数少ない機会だと思います。


メイトンです。毎年トミーが中国に来ていますので,次第に知名度が上がっています。

が,メイトンはダブテイルジョイントなので,ネックが起きたら結構面倒です。 本当に中国でリセットできる技術があるのか?非常に疑問がアります。

ギターを作ることと修理することは同じではありません。 ギターを作れる工場が,プロが求めるレベルのリセットが出来るかどうか?

これはまた別の問題ですね。

すでにある中国人のマニアからギターを見て欲しいと言われて診断したことがあるのですが,その人の香港で35万円以上で買ったというメイトンのネックが起きてしまい,ロッドも回りきっています。しかーも弦高が12Fで5ミリもあるのです。

(; ̄Д ̄)なんじゃと?

こうなるとどこで治すかという問題ですね。

その国にギター文化がありなおかつ歴史がある時に,調整とか修理のレベルが上がるので,現時点ではまだ本当のリペアは育っていないのが現状かもしれませんね。

ネックリセットが必要になりそうなギターを中国で使うのはリセット費用プラス日本への輸送費往復くらい見ておく必要があるかもしれませんね。

(  ̄- ̄)フムフム


ちなみに中国東方航空の飛行機だと荷物を2つ預けられますので,ハードケースで中身に隙間なく新聞とか詰めて,プチプチで包んでギターを預けてもいいですね。

チャイナエアーという所は重さの範囲内であれば預かってくれるので,スーツケースを少し軽めにしてギターを預けるという方法がありますね。



シンガポールのギターもテストしました。



どうですか?と聞かれたとき,「還 可以」 hai2 ke2 yi3 

と答えます。 食べ物がおいしいかどうかの時でも,どんな場面でも使える便利な表現で,割といいですね。みたいな受け入れられる感じの時にマルチに使える受け答えのようです。

ブリードラブもすでに代理店が存在します。


テイラーの総代理店があったので,社長を見つけて少し突っ込んだ質問をしてみました。

テイラーの魅力はNTネックにありますよね。 NTネックのアングル調整は日本でも総代理店が抱える職人は1,2人と非常に少ないですが,中国にすでにNT用のシム板があり,アメリカのテイラー社で訓練を受けた人が中国国内にいるのですか?

ハイ。すでにシム板もありますし,専門のリペア職人もいますよ。

(ノ°ο°)ノ  オオオオ

あとはレベルだけですね。一度ネック起きのテイラーを依頼してみたいものです。


LRバッグスかと思ったら良く似たものでした。 さすが似たものを作る技術はさすがですね。

ギターの練習も最初は人の曲をコピーすることから始まり,オリジナルへ行くとおもいますが,まずはコピーという時代なのかもしれませんね。


韓国系のメーカーが3種,4種混合できるマグを売っていました。



これは3ブレンドシステムの物です。

マグとマイクとコンタクトです。それにインブリッジが入るタイプもあります。



ただこのボリューム位置だとバランスをすぐには変えられないので,セットしたらそのまま1曲終わりまでですね。

サウンドホールの脇にボリュームがあるというのはいい感じがします。


電池は3Vが2枚入り6Vの駆動ですね。

貼り付け位置も説明がありますね。でも私は弦の前側の方がいいかなと思います。

ブリッジプレートのサウンドホール側がいいと思いますよ。