ギブソン ルシアーズチョイス アディロン&ハカランダ


ギブソンのいわば手工品。ルシアーズチョイスのカスタムです。 アディロンとハカランダのギブソンです。 本来のギターはこういうものなのかと感じさせるすごさがありますね。



ネックが正常であればギブソンのサウンドはすばらしいということは分かっていました。


そして,1930年代の黄金時代と呼ばれる頃のギブソンもマーチンもトップはアディロンダックスプルースでした。 北米のアディロンダック山脈で取れるレッドスプルースという種類の硬い松なんでしょう。

サイドバックはマホガニーか,高級なものはブラジリアンローズウッドつまりハカランダでした。


今のぎたーであってもこのアディロンとハカランダの組み合わせのものはどれもインパクトがありますね。


マーチンD-28GEもそうでしたし,メリルのカスタムも,ボジョアのカスタムもどれもそうでした。

アディロンとハカランダは黄金のレシピのひとつだと思います。

(ノ^_^) ハイ!



ギブソンの場合は一般的にはサイドバックがマホガニーのイメージがあります。 L-00もJ-45もサザンジャンボもそうですね。

ダブとかSJ-200などがメイプルです。


でも,ローズのギブソンを弾いた時,これはソロでもいけると思っていましたので,アディロンとハカランダのギブソンはどんな音がするのか興味がありました。

数年前にそれを弾くチャンスがあったのですが,残念ながらそれはギブソンらしくネックが起きている状態で,ちょっといい音のギターとは言えないものでした。


でも,潜在力は十分に感じましたよ。


このギブソンのカスタムはただカスタムラインで製造したというものではなく,ギブソンのマスタールシアーが自分で材を選び,作るいわばギブソンの手工品のようなものですね。

もしも,このルシアーチョイスのカスタムのアディロンとハカランダのギブソンを日本の技術でネックリセットすればどんな音になるのだろうかということに非常に興味がありました。


そして,ついにそれを弾いてみることになるわけです。



何かギターそのものに存在感がありますね。





サンバーストの色がきれいですね。


アディロンの特徴を言葉にすると「パンチがある」という気がします。 特に入力と出力で考えてみると,強く弦を弾いた時でもすべて音に変えてくれるような気がします。

大声を出せるような感じですね。 ピアニシモからフォルテシモまでの幅が広いですね。




ジャジャジャーン! このアマゾン川の流れのようなブラジリアンの木目なのです。 この揺らぎに多くの人が実際に何十万か出してもいいと思ってしまうのですね。

ハカランダの軽くて硬いという稀な特質によって,非常に緻密なリバーブ感が出ますね。 コンコンと叩いてみると硬質な響きがあります。


弦を軽く弾いてもその音にサイドバックが反応して余韻が漂い続けます。


これは他の素材ではなかなか経験できない音ですね。





サイドにもブラジリアンを感じますね。


最近はほとんど見られませんが,昔は柾目のブラジリアンを使ったギターもありました。 柾目の方が強度が上がるように思われますが,板目でも現在では稀少材なのでさらに稀少な柾目で作ったギターと比較するのは難しいですよね。


でもサイドバックに使うハカランダは板目でも柾目でもハカランダの音が出るといわれています。


トップは力の関係で絶対柾目でしょうね。





当然ですが,指板もブラジリアンです。 ブラジリアンローズウッドはエボニーよりも軽いという最大のメリットがあります。





ブリッジもハカランダですので,この部分のレスポンスが良くなります。 これは音にも影響があると思います。

指板とブリッジがハカランダだとギターそのものが軽くなります。


1930年代のギブソンは基本的にそうでしたので,今のギターでも指板とブリッジをハカランダにすることで,サウンドが少しビンテージ風になると思いますよ。






ペグはウェイバリーです。

正常なウェイバリーならやはりチューニングするとカシッと止まる感じがとてもいいですね。


硬さの違う素材をギヤに使うことで,真鍮のギヤがネットリと噛むような感触がありますね。

GOTOHもいいですが,正常なウェイバリーはいいですね。






何よりもネックが正常というのが大きいです。


ここが狂っているとどうしても本来のギブソンの音が出ていないように思います。


このギターでスタンダードチューンのソロギター例えば,ANJIとか他にもカントリー風のハーフミュートの感じの曲はとてもいいですね。


何よりも弾き語りで使ったら最高の贅沢だと思います。

これを気にせずジャカジャカとストロークすれば至福のサウンドですね。


指で弾いて「北の国から」みたいなシンプルなアルペジオを弾いてみます。


♪ タカ タカ タカ タカ タカ タカ タン

  あーあー ああああ あーあー

(ノ_<。)うっうっうっ


音楽です。

歌とギターが溶け合います。



リードギターを弾いても最高です。 リバーブ感が強く出るので,何かうまくなったような錯覚に陥ります。

アメリカンギターの設計に,日本のネックリセット技術のコラボレーション。


これはすばらしい組み合わせですね。

(≧ω≦)bグッ


ビンテージではないアディロンとハカランダは値上がりを期待しない,まさに今の自分のために,このサウンドを楽しむという最高の贅沢ですね。


でも,音色がギターの魅力ですので,そのひとつの理想形を弾いてみるのも趣味としてはいいのではないでしょうか。

癒されますね。


ギブソンのルシアーチョイスカスタム アディロンとハカランダ。


これはすごいギターですね。



後日追記 このギターをお譲りした方からのメールが届きました。

「このギター、悲しいくらいサイコーです。 まだ、30分しか弾いてませんけど、、、私のような者が所有していていいのか、、まことに申し訳ないくらいです。 このギター、何を弾いても感動するので、、、子供も許してくれました。このギターいい匂いがしますね。 新岡ギター教室のみなさん、すいませんでした。わたしがゲットしてしまいました。嫉妬しないでくださいね。」


いい音に満足していただけて良かったですね。私もうれしいです。


(ノ^_^) ハイ!


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