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マーチンHD-28V にニコアースを付ける

更新日:2019年3月18日



ついに新作の発表です。その名もニコアース! この音はかなり来てますね。本来のアコギの音をラインアウトできますよ。



まずはこのファイルをお聞きくださいますか。







一般にマイクの種類は・・・ライブ向きのダイナミックマイク(左)と録音向きのコンデンサーマイク(右)があります。



さてこの聞いていただいた音源はどちらのマイクを使ったものでしょうか。












(ToT)>゛スミマセンデス。








実はどっちでもないんです。









実はライン録音なんです。







(; ̄Д ̄)なんじゃと?








本当です。


この音源の続きを聞いてもらえますか。エフェクトをかけてみますから。







リバーブがかかりましたよね。



まさしくラインだけの音なんです。


ギターはマーチンのHD-28Vです。

2000年代の最近のマーチンですが,ネックのコンディションは非常にいいです。


ナット側はビンテージ風というかクラシック風というか全面接触になっています。 それで,テンション感のある,低音がズーンと響くというよりは,きれいに高音が響く感じです。

録音はギターからMIXPRO,リバーブ,CD-2のピン端子へライン入力です。



本当にそれだけのライン録音なんです。




リバーブにMIXPROだけ。



MIXPROはそのギターごとに内部設定する必要があるので,わたしのMIXPROと混ざらないように調整した物は何か貼っておいて区別出来るようにしておくのが大切ですね。 ギターごとにMIXPROを用意するのが理想です。 実はこれは新作のニコピンなのです。 というか正確にはピンがないのです。


それで,新作の名前は・・・

オン ドラムス ♪ だららららららららーーーだん! ニコアースです。 ( ^-^)ノ∠※PON!。.:*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:*オメデトウ ニコピンのこれまでの改善点というか,プロの方からの意見としてはどうしてもNEO-Dだとノイズが出るというものでした。 確かに。 (o^・^o) ウン パッシブであれば当然それは避けられません。 そもそもニコピン完成への経緯ですが,ライブがない時は簡単にマグを外せるようにと考えていたので,ライブでお金をもらうプロというよりもアマチュア対象ではないか言われれば確かにそうです。 でも,ノイズが出るのは実質マグだけです。 コンタクトはタカミネよりもノイズが少ないはずです。 タカミネは録音してみると意外にブーンというハムノイズがのっていますね。 では,マグをアクティブにすればいいのでは? そうなんです。 以前にもやったのですが,マグがアクティブの場合にエンドピンボックスを使うと電池が消耗してしまうのです。 それで,値段やさまざまな要素を考えてみました。 マグは外さない。

2010/7/26 追記 ニコアースはジョイントになり3Pの中継のジャックとプラグでつないであるものが基本です。 それでマグは外せます。



それならば,エンドピンジャックはフィッシュマンに付いてくるスイッチジャックでもOKになります。 このスイッチジャックは優れ物です。




普通のエンドピンジャックは3Pと言って,TIP,RING,SLAVE(アース)の3つの端子が付いています。


でもスイッチジャックは4Pになっています。TIP,RINGの他にもうひとつあるのです。 それは電池のスイッチです。


上の写真で,白い線はTIPへつながっています。 RINGには何もつながっていません。

赤い線が一番長い足のスイッチピンにつながっています。 これが電池のラインです。

黒い線はアースなので一番外の太い所へつながります。

TIP,RING,にさらにスイッチ用の足があり,アースを入れると4Pになっているのがフィッシュマンのスイッチジャックです。

このスイッチジャックのおかげでプラグを抜いた時に,マグの電池の電源も同時に切ることが出来ます。 これによりマグネチックに入っているボタン電池の不必要な消耗を防げるのです。

エン

ドピンジャックにシールドのプラグをさしていない限りは大丈夫です。

このスイッチジャックのRINGにニコピンのコンタクトを付けると,エンドピンボックスが要らなくなります。


フィッシュマンレアアースとニコピンを合わせたものですが,正確にはピンがありません。

コンタクト二つをレアアースのスイッチジャックに付けた物です。

また,レアアースはギターに取り付けなくても使えるように異様に長いケーブルが付いてきます。


ギターに取りつける場合にはこれも短くしたいのです。 短くすればその分音質の向上もあり得ると思います。

でも,上の写真にあるように4つの足に正確にハンダ付けをするのは結構技術が必要です。

多少線を動かしても接触しないように,間に熱収縮チューブなどでカバーする技はさらに高度なものですね。




別のメリットですが,レアアースのハムバッキングはNEO-Dよりもマグ部分が細いのが特徴です。

トップの面積をより少なく噛めるのはギター的にはいいと思います。 ギターの生音に最も影響が少ないマグと言えるかもしれません。




このエンドピンジャックにニコピンのコンタクトが付くわけです。


軽量化という点では評価できますね。


ではもう一度ニコアースをマーチンHD-28Vに取りつけたラインのみの音を少し長く聞いてみましょう。







いかがでしょうか。

生音ですよとか,マイク録りですよと言っても信じる人がいるくらいですよね。


別のギターに付けたニコアースを楽器店の店員に聞かせたところ,彼は言いました。


「CDの音そのまんま出てきますね。」


O(≧∇≦)O イエイ!!


そうなんです。

元の音が良ければどんなアンプで鳴らしてもOKなのです。 今までは,本来のアコギの音から離れていたのでアンプ側でいろいろ調整が必要だったとも言えます。


MIXPROの設定も完全フラットでつまみがセンターの位置で使えるようになっているので,初心者でも誰でも使えます。


参考までにこのギターの生音も聞いてみましょう。

マーチンドレッドは調整の仕方ではもっと太い低音を感じるようにすることも出来ます。 でも,このギターはビンテージギター風の調整の仕方がされていました。

この方法はテンションが上がりますので,鳴りは出ますが,少し弾きにくいと感じる人もいるかもしれません。

ナット溝と弦が全面接触になるように緩い角度でナット溝を切るわけです。

そうすると,パン!と張った感じのアタックが出ます。 ナイロン弦だからクラシックギターはこういう調整にすることが多くあります。

それで,低音はズーンと重い低音というよりもスピード感のある早さのある低音が出るように思います。


これは好みの問題ですね。


でも,重要なのはこのニコアースはそれらまでも完全に再現しているということです。

ラインの音と音のニュアンスは大きく変わったか,限りなく近いかその辺を聞いてみてください。 CD-2の内臓マイクでそのまま録音した音です。








いかがでしょうか。 マーチンのマイク録りの音を限りなく,ピックアップのラインサウンドが再現しているように思いませんか。 私もピックアップオタクを自称しておりますが,このピックアップはかなり良いと思います。

他のギターに取り付けた音は別のページで紹介します。 このニコアースに至る道のりは自分の努力だけではなくいつもギターの刺激を与えてくださる工房のおかげでもあると思います。 (^人^)感謝♪であります。 バナナムーン WEB アンフィニ カスタムワークス WEB

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