ピックアップの基礎知識1 種類と音の流れ

最終更新: 2019年2月1日


ピックアップ初心者が理解できるように解説してみました。 ここから読めばアコギのピックアップも少しずつわかりますよ。



最近はいろんな人からピックアップに関する質問が多くなりました。


きっと皆さんレベルが上がって人に聞かせたくなったということでしょう。うれしい限りですね。


私はギターを始めてすぐに手にしたのが,エレアコだったこともあって,これまでいろんなピックアップを試してきました。 ピックアップお宅ですね。




ピエゾピックアップは本来弦の振動だけを拾って他の余計な音を拾わないのでハウリングに強くアコースティックギターに使われるようになったと思います。


しかし,ピエゾピックアップには2種類あります。 そこをきちんと理解しておかないと自分の目指す音にならないときがありますよ。


ピエゾピックアップは大きく分けてコンタクトタイプ針金タイプに分かれます。

一般にコンタクトタイプはボディ内部に貼り付けます。 コンタクトタイプは弦振動ではなく,ボディの板の振動を拾います。 そのため,ギターを叩く音などを再現したい人はこのタイプになります。



これは啓陽製のPS-700ですが二つのポイントで拾うので,バランスが取りやすいと思います。ひとつだと,高音側に寄るか低音側に寄るかで特性が変わってしまいます。



針金タイプというのはサドルの下に入れるものです。 これはサドルの高さ調整まで必要になるのでショップで取り付けしてもらう必要があり,それなりに費用もかかります。 VGギターなどはハイランダー製をオプションにしています。

でも正直に言うとこのハイランダーが一長一短です。 ピエゾ部分が丸いためにサドルの底面をマルに加工する必要があります。

さらにはブリッジのサドルスロットの底面も丸加工する場合もあります。 そうすると後から外したくても大がかりになります。


ハイランダーを付ける時は一生添い遂げるつもりで付けましょうね。



最近はモーリスもタコマもB-BAND製になってきました。 もちろんフィッシュマンやLRバッグスも有名どころです。

これはLRバッグスのリボンです。サドルの下に入れます。


普通このタイプは弦振動のみを拾うと思われますが,弦振動だけではなくトップを叩く音まで拾うことの出来るピックアップもあります。 それらはトップを叩く音まで拾う事が出来ます。(もちろんコンタクトほどではないと思いますが) しかし,タカミネのピックアップもそうですが,トップを叩く音をきれいに,適度に拾います。 でも,タカミネで一番良かったクールチューブのギターでも叩く音は控えめにしか拾いませんでした。

ギターの音を実際にアンプで出しながら,音量をカットして生音と交互に聞き比べるとわかりますが,実際のギターの周波数よりももっと高い周波数をピックアップが拾っています。 そういう風にして,ハウリングしないように調整されています。 それで,インブリッジピエゾに叩く音は期待すべきではありませんね。

自分の目指す音を作る時にどれを使うかということですね。


演奏でボディを叩く事がない人は針金ピエゾが良いかもしれませんし,たたき系の人はコンタクトなどと使い分けてはどうでしょうか。



音が出るまでの流れ

音が出るまでの流れを図で見てみましょう。

このようにマイクを買ってつければすぐに音が出るわけではなく,プリアンプというものが必要です。



考えてみると,小型のピックアップマイクで発生する電圧というのは本当にごくごくわずかです。それをそのままエフェクターに入れるというのは現実的ではありませんね。

それで,ピックアップからプリアンプまでのケーブルを長く伸ばすことは音的にいい事ではないと思います。 私のは3メートルです。

そういうわけでエレアコみたいにプリアンプが入っているものはもっと長くても大丈夫なんです。



それと,カタログをみる時に知っておくべき用語は,アクティブパッシブです。


活動的と受動的とはどういう意味かと言いますと,簡単に言えばアクティブはプリアンプ付きで,パッシブはプリアンプなしということです。



同じマグネチックピックアップでも,種類によってパッシブだったりアクティブだったりします。


例えば,フィッシュマンレアアースシリーズはアクティブです。ボタン電池が入ります。 サンライズやフィッシュマンNEO-Dはパッシブです。電池なしで使います。

当然,パッシブの場合はプリアンプが必要になります。


プリアンプは音量を上げるというだけではなく,音色の補正の意味もありますので,プリアンプなしで使うということはまずあり得ないと思ってくださいね。

ピエゾピックアップの場合はエンドピンジャックにプリアンプが内蔵されていて,ラインで出る音はすでにアクティブになっているものがけっこうあります。



と言っても,エレアコからいきなりミキサーへという場合はXLR出力(バランス型出力,キャノンコネクタのことですね。)がギターに付いているタイプは少ないでしょうから,エレアコでも一度プリアンプを使ってミキサーに送ることが多いと思いますよ。


流れは,ピックアップ~プリアンプ~エフェクターというものです。 ここは覚えておきましょう。

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