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タク録のススメ その2 タスカム DR-1 右手の親指の使い方3種類の話

更新日:2019年3月11日


自宅でオタク録音 タク録 のススメ その2です。 TASCAM DR-1はお勧めできます。サウンドも聞けますよ。

そして,右手の親指の使い方の話



WEBのネタがあっても時間がなくてお蔵入りすることが多くなってきたので,この度は2つの記事を同時に進行するという新しい手法に挑戦します。


手抜きだったりして。

(ToT)>゛スミマセンデス。



使ってみればわかりますが,メモリレコーダーはアマチュアギタリストには必携のアイテムだと思います。


自分の演奏を録音して聞けて,なおかつCDも作れたりして,WEBにアップすることもできます。 ライブの録音にも役立つでしょうし,何かアイディアが出たらすぐに録音してメモ代わりに使えますし,PCにすぐに取り込んだり加工したりも自由自在です。

一度これを使ってしまうと,昔のラジカセの時代には戻れませんね。


(ノ^_^) ハイ!



でも,どのメーカーのどれがいいのか?

各メーカーからたくさん出ていて,ベストなものを探すのは大変ですね。

この機能は良くても,あれが付いていないとか。これはいいけど,あれができないとか一長一短のものが多くあります。



わたしが欲しい条件を上げてみます。


1 24ビット録音ができる。

  (音質がいいということですね。サンプリングは48K以上がいい。または数字が違ってもそれに準ずる性能)


2 リバーブをかけて録音出来る。

  (リバーブは再生のみというのもあります。)


3 メモリーカードはできればSDカード。

  (SDが一番普及しているので安いんです。CFは容量の比較では割高です。)


4 電池よりもバッテリーがいい。

  (単3を4本というスタイルは意外に持たないんですよね。)


5 値段は控えめで,本体は小さい軽い。

  (コンパクトに勝るものはありませんね。)


後は,音質がいいというのは条件以前の問題ですね。



というわけで,この条件をクリアーするものがないか探していました。


SONYなど結構値段が高いものはあります。

コルグの1ビットも値段が高いし,ハードディスクです。

ZOOMの音質はあまり好きになれませんし。

ローランドのR-09はリバーブかけ録りができません。


( ̄~ ̄;)ウーン・・・


いいのがないでしょうか。

ありました。


タスカムのDR-1です。


24ビット48Kです。さらにメモリーはSDで最初から1Gが付いてきます。


(ノ°ο°)ノ  オオオオ


バッテリータイプでUSBでパソコンから充電します。(ACアダプタは別売り) でも,パッテリーがそこそこ持つようなので,これでOKです。 もちろんリバーブはかけ録りできますし,リバーブの音質がかなりいいです。



マイクの角度は4段階に変えられます。ギターの低音を拾い過ぎる場合などはこの角度調整で解決したりします。 もしくはギターとボーカルを一緒にとる時に上向きで歌を優先するなども出来るかもしれませんね。


バッテリーです。





SDカードにUSB端子です。 注意点は最初にSDカードの中にマニュアルがPDFファイルで入っています。 冊子で付いてくるのは簡易版の説明書です。


詳しいものはSDカードから最初に移動しておく必要がありますね。 間違って私はフォーマットしてしまいました。


o(ToT)o ダー


メーカーからまたもらいました。 でもほとんど,この手のレコーダーの使い方は一緒なので,十字キーとエンター(決定)とエスケープ(脱出)がわかれば大丈夫でしょう。 DR-1は十字ではなく,ジョグダイヤルのように回るタイプです。 回して選択して,プレイボタンで決定,ストップボタンで脱出です。

でも,どんなに説明するよりもまずは音を聞いてみましょう。


生音を録音してそれを AUDACITY で前後を編集しただけのものです。


さて,さて,その音源ですが,親指をどう使うかという話も一緒に進めるのでした。


(ノ^_^) ハイ!



親指をサムピックで演奏するのももちろんいいのですが,録音してみると自分の指の方が音の味わい深さというか,音に深みがあるように思いますよ。

これも録音あっての発見ですね。


これまで長年イサトさんの影響か,親指が反りかえる方がいいような気がしていました。 反りかえった親指の音というはきりりと高音が出て,これまた魅力があります。

特にラグタイム系はこのタイプで使う人が多いと思います。




親指の脇を使って爪も弦にチップします。 それで,サムピックよりももっとプンプンと張りのある感じの音になります。

弦振動も大きくなりますので,バズりやすいかもしれません。 動きとしてはアポヤンド気味になり,次の弦に休んで止まる感じになりやすいですね。


ハーフミュートするならこのタイプがいいかもしれませんね。




次は,爪を弦に当てないタイプです。 音色はあまーい感じになります。



写真では少し爪が当たっているようですが,ほぼ指の肉の部分で弾きます。


すると,低音が前に出ない分,メロディーがより印象的になります。 バラードなどはこれもいいですよね。

メロディーを歌わせるにはこれも選択肢だと思います。 トミーも曲によってはこういう指の使い方をしていると思います。

トミーのルイス&クラークなどはサムピックではなく指の肉を使って甘い低音で弾いていますね。



でも,近年のアコギストの中にはさらに違うタイプの使い方があります。


逆反りです。


(; ̄Д ̄)なんじゃと?



写真が光ってしまいました。

o(T□T)o


が,指先の角度がわかるでしょうか。 親指が下向きに曲がっているのです。

最初から少し伸ばした親指の爪が弦に触れています。 そのまま,親指を後ろから前に押し出すように使います。

そうすると,巻き弦を爪でこする音が入ります。


これは岡崎倫典師匠や岸部さんもこれに近い使い方ではないかと思います。

カリッとインパクトのあるサウンドになります。



その3種類を聴き比べてみましょう。

録音はもちろんDR-1です。






この指先のタッチの違いを完全に再現できるDR-1のマイクは優秀だと思います。 ポータブルレコーダーでこの値段ならかなりいい感じだと思いますよ。


この3種類のサウンドのどれが好きですか?とギター教室で生徒さんにアンケートを取りますと…。

あるクラスでは6人中4人が,逆反りのインパクトタイプがいいといい,残りの2人は順反りタイプ(イサトさんタイプ)がいいといいました。

が,別のクラスでは平均年齢が高いクラスでしたが,全員が甘い音がいいといいました。


これは全く好みの世界ですし,曲によって使い分けるのがいいように思います。

でも,このインパクトのある倫典タイプの音がないと完成しない曲もあるのです。


それは,倫典師匠の CITY OF TOKYO です。

この曲の出だしの音や途中のある部分の音はどうしても,この逆反りの爪が当たって擦れるインパクトのある音が必要になるんですね。


これもDR-1のリバーブだけで録音した音を聞いてみましょう。

ギターとDR-1だけでこのサウンドが完成していしまうのはちょっと驚きます。

リバーブはFXを押せばかかって,長押しでリバーブのタイプとレベルとデプスを変えられます。


ローランドよりもわかりやすいと思いますし,リバーブの表示を出すまでが早いですね。 何度も調整するので,これも大切です。



ホールで,デプスは20で目いっぱい,レベル(MIX)は73くらいでどうでしょう。

では,聞いてみましょう。






どうでしょうか。最初の一発目の6弦の音はこの爪が下向きにあたる音があって,初めて完成するという感じですよね。

倫典サウンドにはこのインパクトのある音が欠かせませんね。


でも,DR-1はかなり使えるポータブルレコーダーだと思います。











ちなみにシティオブトーキョーの楽譜は倫典ライブで最新版が購入できると思います。

が,曲などはこちらを参考にどうぞ。






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