ストラップピンをどこに打つかは考えないといけませんね。 最近はボディのサイドにネックブロックぎりぎりに打っています。
これまで,自分の演奏のミスを振り返ってみるとかなりの程度ギターが動くという点にあると思います。
つまり,イスの高さがマッチせず思いのほか高いイスが準備されていると,ギターが右モモから逃げるのです。それを押えるためにミスを誘います。
これを何とかしたいと思い,ベスペコなるイタリア製のイスも買いました。高さも,足置きも自由自在ですばらしい物です。

しかし,これも軽いわけでははく,折りたたんでもそれほど小さくならないのでいつもいつも持っていけません。
岸部さんのように足台も挑戦しましたが,イマイチです。
2008/03/12
今は足台を右足に使ったりします。でも,普段から使っていないと後で肩が痛くなってきたりします。
ある日五十肩になったかと思ったら,足台で右手が上がりすぎた可能性もあります。
左足に乗せるクラシックスタイルはかなりの程度確立されている方法かもしれませんね。
でも,何でも慣れですよね。
プロはどうしているでしょうか。
イサトさんは台湾版の「ソーラーウィンド」のVCDの演奏ビデオを見ているとやはり,時々ギターの位置を調整しています。
トミー・エマニュエルと押尾コータローは似ています。
ストラップなのです。座るときもトミーはストラップで,曲の途中でいきなり立ち上がったりします。
コータローさんも紅白などの座る場合でもストラップでした。
そして,そのギターはかなり安定しています。
ロック系の握ってストロークなら,どうでもいいのですが,フィンガーピッキングはギターの安定度が曲の完成度に影響します。
これはなんとかせねば・・・。
(ー'`ー;) ウーン
ということで,ストラップピンを打ってみましょう。 まずはどんなストラップピンがあるでしょうか。

サイズもいろいろありますね。

くびれも直径も高さも少し違います。


一応名前的には左のは,大きめタイプ,真ん中はフェンダータイプ,右はギブソンタイプ(アルミでしょう)になっています。
では,作業に入りましょう。

ドリルが必要です。
原始的にキリで出来ないこともないと思いますけど。
ププッ ( ̄m ̄*)

ネジと比べて太さは2.5ミリのドリルになりました。 深く入り過ぎないように,ドリルにはテープを巻いておきます。

一応キリでしるしを付けたら,後は勇気を出して高速回転のまままっすぐに入れてみましょう。
ドリルはいつもある程度の高速回転がキレイに仕上がります。ゆっくり慎重にやりすぎると,ぶれたり,傷をつける原因になります。
ギターは実験用ギターのTINY BOYですから,気にせず進みましょう。
ギブソンタイプを付けた後,大きめに換えてみました。

この位置で演奏のじゃまにならないでしょうか。

大丈夫のようです。ここは普通どうやっても手が当たらないところです。テイラーの標準もここにありますよね。
ストラップを付けて弾いてみましょう。
しかし,ここで問題発生です!
ストラップに手が当たって14フレット以降に入っていけません。

( ̄□ ̄|||)がーーん!
どうしましょう。そこは実験用ギターですから,もう一個打ってみましょう。

※もちろん言うまでもないと思いましたが,テイラー,タコマ,フォルヒ,コリングス,エアーズ,などのネックとボディがボルトジョイントのギターはネックヒールの三角から打つとボルトに触る可能性が高いので,メーカー推奨は上記写真の左側のような位置になっています。
テイラーなどは最初からその位置にストラップピンが打たれていますね。
ボルトジョイントでも,ボルトの位置とネジの長さを吟味すれば,ヒールキャップに打てないことはありません。
ネックとボディがダブテイル(あり溝加工)というジョイントの,ラリビー,マーチン,ギブソン,モーリス,ヘッドウェイなど他多くのメーカーの方法であれば,ヒールキャップの三角から打つ事が出来ます。
私の使用感では,ネックヒールの側面(最初の位置)の方がギターの安定度とか,人とギターの一体感が高いと思います。
ハイフレットまで使わない人はそれでも良いと思います。
フィンガーピッカーで,その安定度のために付けたい人はネックヒールエンドの三角に打つのが演奏性を優先している感じがします。
では,いよいよNIIOKA モデルにも付けてみましょう。

キリでしるしをつけます。別に測りません。カンです。

ギブソンタイプです。
下に皮のワッシャーを挟んでいます。これも売っています。
完全にどこも平面ではないし,ラッカーなどの塗装面の保護を考えてこういう商品があると思います。これがなくてもいいですが,少しのこだわりです。キシッと止まる感じがします。
実際にストラップを付けてみるとギブソンサイズは少し抜けやすい感じがあります。横に力がかかる,最初の位置だと良いと思いますが,裏だともう少し抜けにくい方がいいかも。

大きめにしてみました。
これはいいです。抜けにくいです。(入りにくいけど)
サイドにつける人は小さめのギブソンタイプがいいかもしれませんが,裏につける人は大きめでもいいかもしれません。
後はストラップの止め口というか,切り込みのサイズがそれぞれで,困ります。

これはどれもアコギ風に大きめに切り口があります。
でも,エンドピンジャック側につけるのは大変です。
皮の厚さがすごいのはもっと大変です。
エンドピンジャックの人はストラップの切り口を見てからがいいですね。
右端は裏もつるつるで,ギターが回転します。
これはだめです。
左のKヤイリのストラップは厚みもあり,値段も安くいい感じですね。
ただ,裏のスウェード部分から大量の皮の切り粉が出て,どの服にも黒い点々が付いて大変です。
使う前にコロコロローラーでも転がしますか。
ニャハハ (*^▽^*)
これで,しばらく使ってみて安定度を調べてみます。
両手が自由になると,ヘッジス風の演奏とかタッピングとをしてみたくなるので,これまた楽しいですね。
エンドピンなどの入手先です。
パーツ関連が充実しています。ぜひお試しください。
2008/03/12
最近はボディサイドに打っています。安定性もこちらがいいと思いますよ。
ストラップピンをボディサイドに打つ を見てみる
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