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niioka

岸部眞明ライブ2006の様子


秋田市のライブハウス LiveMusicBAR ROCKS にて岸部ライブゲスト下山亮平を開催しました。 すばらしいライブの様子を少しだけでもお伝えします。


感動の秋田初ライブ 岸部眞明&下山亮平




ついに2006年6月19日月曜日,秋田初の岸部ライブが実現しました。


山形県と秋田県はお隣りですが,実は交通の便が良くありません。 JRの場合,直接来るより仙台を回った方が早いんです。


それを在来線を乗り継いで山形から4時間半も汽車にゆられて来てくれました。

ブンブン ヾヾ(^-^) ありがとがとぉ♪



旅の疲れは温泉でということで,お宿は温泉ホテルになりました。 そこに荷物を降ろして,お茶を飲みながらギター談議をしてそれから会場へ向かいます。


東北ツアー最後の場所が秋田ということでした。 ここまで5夜連続で毎晩ライブをしているというのはスゴイ話ですね。

途中に空白の日を設けずに一気に回る方が楽だとか。


4時半に会場に入ります。

パタパタと手馴れた感じで,Mファクトリーにレキシコンの御約束のシステムがセットされていきます。


イスの高さとか大体のところが決まって,音出しです。



♪ ポロロローーーーーーンンンンンン! 

(」゜ロ゜)」 ナント!! レキシコンのリバーブの深いこと!



MPX110というのを以前に少し使った事がありましたが,別物です。

リバーブのクオリティは明らかに高いです。


岸部サウンドの一つのポイントはこのリバーブですね。

最初の音が出てからそのまま引き込まれてしまいます。

( ̄ρ ̄)ハゥゥゥ


リハの曲でスタッフから拍手が出ました。


Mファクトリーの音もとてもいいですね。

しかし,岸部サウンドは機材で出しているのではなく,右手のタッチによる部分もかなりあります。

おそらく,新しいディーンマークレーの弦にして,ウォーターロードのギターにして,Mファクトリーにして,レキシコンにする事は出来てもこのサウンドを出す事は簡単ではないと思います。


岸部さんの右手の繊細なタッチはすばらしいですね。


岸部さん,下山さんの音が決まりました。次は私のリハです。

岸部さんは会場の音が聞こえていれば,モニターがなくてもいいという事で,モニターはカットになりました。


しかし,私はモニターをステレオで返して自分がリバーブに酔って演奏したいタイプなんです。 倫典さんもそうだったと思います。

でも主役は岸部さんですので,岸部さんの音楽がしっかり聴衆に伝われば私のリハは何でもいいんです。


私はこの度DIの選択を誤りました。DIなしにそのままアンバランスでもそのまま入れた方がよかった気がします。 かえって,安いDIで音が痩せてしまった気がします。

o(ToT)o ダー


生徒の数名にスタッフになっていただき,早めに来てもらってお手伝いしていただきました。


゛v(^_^ v)=アリガトウ=(v ^_^)v゛



いよいよ 6:30 オープンです。


予想以上のお客さんになりました。


当日立ち見になってしまった方,遅く来ていい席が取れなかった皆さん  

(≧-≦) ゴメンヨー





7:05スタートです。

私の前座タイムです。岸部さんのリハを見すぎて少しビビリモードでした。



普段は人のリハは見ないのですが,この度は主催者でもありますし,どうしても見たかったので見たんですが,本来は自分の番になった時に自分の演奏だけに没頭した方がいい結果になると思っています。

周りの世界と関係なく自分の演奏だけに入れたほうがいい結果になるような気がしています。

(⌒^⌒)b なるほど


「えー,岸部さん,下山さんは演奏家らしい演奏をされますので,私はギター講師らしい演奏をしたいと思います。」と前置きして,上がり気味のままスタートです。


ププッ ( ̄m ̄*)


「カントリーワイド」「HEYHEY」「蘭」「ANJI」と弾きました。 後半2曲はまあまあ良く出来た方でしょう。

(ノ^_^) ハイ!




いよいよ岸部タイムです。


お約束の「HAJIMARI」です。




このギターのボディに顔がくっ付きそうな感じが岸部スタイルですね。ギターが安定しますよね。


やはり,岸部さんのクラシックに近い右手のタッチからあの岸部サウンドは生み出されるのですね。

深いリバーブと高音のきれいな響きがどこまでも続いていきます。

(ノ_・、)  感動します。


最初はアルバム「Recollection」からの選曲でした。




数曲弾いてここからは下山タイムです。

女性ファンが多いと言われる下山亮平さんの演奏です。 ほのぼのとした語りで,一生懸命演奏するのが印象的でした。



岸部さんと同じ,ウォーターロードのギターですが,サイドバックが違います。岸部さんのはローズ(ニューハカランダ)ですが,下山さんのはマホっぽい感じですね。

音色も柔らかい感じの音です。 システムが同じでも弾き手の好みの違いでそういう音になっていくんでしょうね。興味深いです。



現在24才です。下山さんがこのままいけば将来どうなるでしょうか。期待させますね。

(ノ^_^) ハイ!




そして,また岸部タイムです。 前半最後は今回私がもっとも聞きたかった「Song For 1310」です。


これは素通りできない曲ですよ。 イサトさんの演奏のくせが岸部サウンドの中に溶け込んでいて,最後のタッピングがまたカッコいいんです。


トイレ休憩を挟んで今度はアルバム「富士山」からのナンバーです。

NHKの「奇跡の山」という番組の音楽を担当されました。 新しい曲を書き下ろして完成したアルバムのツアーでもあります。


それで,後半は富士山の音楽からの曲になりました。


「流れ行く雲」「雲の海」などなど単なるBGMを超えた曲が沢山ありました。サントラアルバムではなくやはり,岸部サウンドのアルバムです。


ぜひ,オススメします。


2006/12/13 追記 奇跡の山のDVDが出ています。 これもすばらしい内容です。大変教育的で富士山の機能が良くわかります。家族で見て楽しめますよ。




岸部サウンドはメロディーがありますよね。 メロディーを口ずさめるソロギターです。



打ち上げで岸部さんとの話の中で参考になった部分をまとめますと・・・。

外国人のプレイヤーがミディアムゲージを張って,パワーでガシガシ弾いて,太い弦でもチョーキングしていくような演奏スタイルを日本人の手の大きさやパワーでは真似できないと思うこと。


それで,日本人にしか出来ない繊細なタッチ,正確な演奏で,外国人が真似できないサウンドを目指すのが一つの方向性と思うということ。


(⌒^⌒)b なるほど



私的な考えですが,岸部さんはメジャーリーガーだと思います。

パワーベースボール全盛のアメリカで,スピード&テクニックの野球で地位を築いているイチローのように,ウィンフィールドで彼らはこのサウンドは自分たちにはない何かだと感じたのではないかと思います。


最後は自分のスタイルをどこまでも磨いて行けばいいんですね。

(ノ^_^) ハイ!


アンコールは下山さんとのセッションです。 下山さんと一緒に演奏する岸部さんは楽しそうです。



「The water is wide」 は本当にキレイでした。 岸部さんがカポを7Fにして高音のオブリガードが入ってきます。美しくすばらしい演奏でした。



二曲目は「All of Me」です。 それぞれのリードが入ってきて岸部さんのリード弾きをはじめてみました。さすがです。


アップテンポで終わるのもいいですね。



演奏は2時間たっぷりの内容でした。



ギター1本でここまで感動するライブができるプレイヤーは日本にはそれほどいないでしょう。



長いライブ本当におつかれさまでした。



ぜひ,皆さんも岸部ライブに足を運んでみませんか。 アコースティックギターの概念が変わる人もいるかもしれませんよ。


生徒の皆さんをはじめ事情を調整して会場に足を運んでくださった皆さんあってのライブです。本当にありがとうございました。! 

(*^ - ^*)ゞ ポリポリ




ある生徒さんから「これまで聞いたギターコンサートで最も感動した」というコメントがありました。


秋田に岡崎倫典さんも岸部眞明さんもお呼びできました。



次は・・・。

(o^^o)ふふっ♪



青森,岩手の方でギターライブを企画できる方はぜひメールくださいね。

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