カポタストの違いは聞いてわかるでしょうか G7をテストしました


カポタストで音の違いはわかるか


2004年以前の実験です。昔こんな事をやっていました。 この時はG7が発売されテストした時のものですね。


またまた,実験してみたいテーマが出来てしまいましてちまちまとカポを集めてみました。


というのも,今まで10年くらいシャブというメーカーのもので十分満足していて生徒の皆さんにもオススメしていたのです。


ところが,イサトさんが完璧と言ったカポがあるのです。

中川イサトHP   マイフェイバリットグッズから見てみましょう。


イングランド製のG7thと言うものです。 評価があまりに高いので値段はシャブの倍ですが,入手してみました。


いろいろとカポが揃ったので,皆さんにも先入観なしでカポによる音の違いは分かるのか実験してみたいと思います。



一応名前だけ先に紹介しますと。 上の左から,ガイザー,カイザー,サードハンドカポ。 下の段左から,G7th,シャブ,ビクター(ジムダンロップ製),ゴムカポです。


では,主だったところの音を聞いてもらいましょう。 ぜひ,ヘッドホンで音量を上げて聴いてみて下さい。

ちなみにギターはスタジオM NIIOKAモデルです。 1年以上経って良い鳴りなって来ました。

2010/7/20 音源は古いので削除いたしました。

いかがでしょうか。

もしも,違いがよくわからないとすれば,どのカポを使ってもそれで良いと思います。


生徒の皆さんに実際に試してもらっても違うという人とあまり違わないという人は半々くらいです。

ギターの音にいくらかこだわる人は割にわかる感じでしょうか。

では,私のインプレッションを述べてみます。



まずは定番のシャブです。 値段も安くなりましたので,オススメできます。 もっともギターの原音に変化を与えないような気がします。 特に倍音声分が,ゴムでダンプされて消音される傾向が最も少ない気がします。

ギターの原音をそのまま生かす人にオススメですね。





カイザーです。ドン・ロスもヘッドにつけていました。 意外に音がいいのです。ゴムの幅があるので,フレットが上がると少しシャープぎみになるかもしれませんが,使えますよ。 クイックチェンジが売りですね。


ちなみにオークションでガイザーというコピーが驚くほど安かったので,買ってみましたが,本物とコピーにある違いがあります。わかりますか。



左がガイザー,右がカイザーです。

巻きが違いますが,もっと大きな違いがあります。 止めるバネ部分の角度です。


この違いは意外に大きくて,ガイザーはバネを戻すのに力が必要になります。クイックチェンジができなくなります。


カイザーのバネの力はよく考えられたバランスだと思います。 ガイザーはお蔵入りでしょうか。

¬(≧∇≦ ) ビンゴ!!!


それで,ガイザーの使い方を考えました。



強いばねを利用して握力を鍛えるのはどうでしょうか。 ギュッギュッ。


ププッ ( ̄m ̄*)


(一生懸命コピーした中国の皆さんご苦労様でした。)




でも,コピーと本物は微妙なところで本質的に大きく違う事があるひとつの例だと思います。形をコピーしても目的まで考えて作られた物のスピリッツまではコピーできませんよね。


ギターも同じだと思う事がよくあります。



さて,次に行きましょう。


ジムダンロップ製のビクターカポです。


本物は入手困難なので,復刻したのですが,本物と違いがあるといううわさもあります。

それはゴムの硬さで,こちらがやわらかいという意見があるようです。


私の感想では,倍音をいくらか消去する傾向にあります。 それが,音的には弦のメロディーを引き立たせる効果になり,きれいに聞こえる場合が多くあります。

もやもやしたギターをすっきり聞かせたいとか,ストロークしたいという場合は使い道があるかもしれません。


ネジの頭が演奏中にぶつかるのが私は気になります。





G7thです。 止め方はただ力ではさむと,どこでもカポが無段階に止まるんです。リリースもワンタッチです。

ネックの裏にゴムがべったりとつかないように,山になっていて線接触というか,最小限の接触です。


さらに,反対側は。



弦を押さえる部分もスリットになっていてゴムがべったりと接触しないようになっています。


やはり,いろいろと考えられているようですね。



さて,先ほどの音源だけではハッキリしないかもしれませんが,私が選んだのはどのカポでしょうか。次の音源を聴いてみて下さい。

わかったらすごいと思います。


2010/7/20 音源は古いので削除いたしました。

今のお勧めはNSカポですね。


何のカポかわかりましたか。


(; ̄Д ̄)なんじゃと?


そうです。G7thです。考え方はおそらく,カポをすると全く元と同じ音にはならないという考えから,そうであれば,よりキレイに響かせようという印象を受けます。

高音がきれいに響きます。 低音は安定していてカポなしかと思うほどの感触やテンション感です。


実際にこれを作った人は職人というよりも,音楽家という気がします。 音楽的にキレイに響くので,演奏に入り込めます。その辺が特筆すべき点でしょうね。


いくらかギターの音が変わる感じですが,キレイに変わるので,しばらくこれをメインに使ってみようと思っています。


でも,値段から考えると上の音源で違いがあまりないという人にはぜひ,シャブをオススメします。実売2000円くらいでこの性能であれば,十分だと思います。もっともギターの倍音を残すのがシャブだと思いますので,ケースバイケースで使い分けようと思っています。


カポでも演奏にいくらか違いがあるかもしれませんよ。


ぜひ皆さんも試してみてください。



2005/6/30 追記 何の曲かとよく尋ねられます。イサトさんの欄という曲です。

こちらからどうぞ。

フットプリンツ ベスト版CD.


これに完全に対応した楽譜集があります。 フットプリンツの曲がオリジナルとは違うよさがあると思える人はぜひともオススメです。これだけでもコストパフォーマンスは高いですよ。

中川イサト/フットプリンツAcoustic guitar

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