ギターのコンディションを知る その2


1フレットの弦高を調べてみましょう。


意外に知られていないのが,1フレットの弦高です。ギターの売買でも6弦12フレットの弦高は2.5ミリとか表示されていたりしますが,1フレット何ミリとは余り見かけませんね。

以前にFコードが押えられないんですと言って教室に見学に来た女の子のギターはM社の入門用ギターでしたが,1フレットが順反りと相まって,なんと,1.5ミリはあろうかという物でした。

これでは,ギター界のエベレストとも言われる(?)Fが出るはずがありません。その子が悪いわけではなく,ギターが悪いのです。

(T_T)シクシク

でも,新品のギターにはここがあまりに高いモノがあります。意外にマーチンやテイラーでも高かったりします。マーチンの16シリーズでしたが,ここの弦高が高すぎて,Gコードを押さえると6弦がシャープして音程が狂うというものもありました。

走りにこだわる人が車を買ったままの状態でのることはまずあり得ませんよね。

タイヤとホイール,マフラーくらいはライトチューンの範囲でしょう。

それと同じで,演奏にこだわるならギターも買ったままのノーマルのままで弾くというのはいかがなものでしょう。

私は新品で買ってもここを調整してもらいます。 つまり,ナットを調整してもらうということです。

地方の楽器屋でナット調整まで出来る所はそれほど多くないと思います。

そういうことをまとめて面倒を見てくれるので,メーカー製の新品を買うときでもスタジオMなどのリペアルームのあるショップで買うことを私はオススメしますね。

この寸法を簡単に測る方法を考えました。 ピックを挟んでみましょう。



今挟んであるのはクレイトンの0.56ミリです。

フィンガーピッかーなら6弦側を0.5ミリくらいにしたいと思います。やや順反りにして,フレットの山がきれいに並んでいれば,ビビリは出ないと思いますよ。(磨り合わせてあるとか)


各種厚みを取り揃えてみました。



.38,.46,.50,.60,.71,.80,.88,1.0とあります。


これを弦に挟んで留まるかどうかで弦高を簡単に見る事が出来ますね。

( ^^)人(^^ ) たっち♪


でも,6弦は0・5だとしたら1弦側はどれくらいなんだろうかと思われるでしょうね。

これもベストというははっきりしないのですが,0.3くらいでビビリが出ないならとても弾きやすいですよね。


実際はナットの溝を削って下げるか,ナット全体が高い場合は一度はずして下側を削って付け直すかでしょうけど,安全なのは溝でしょうね。

ところが,溝切りのヤスリが安くないのです。1万弱でしょうか。 一度のために買うには少し高い買い物です。


溝を深くしたら,ナットの上面を少し削って弦があまりに深く入り込まないようにするのが良いという人もいます。

紙やすりを2つに折って溝を削ったという話も聞いた事がありますが,この辺の削りに自信がない人はショップに頼んだ方がいいですよね。

言うまでもないことですが,サドルを削ってもいくらかこの部分が下がります。ですから,12フレットの弦高と一緒に考える必要がありますよね。


皆さんのギターもピックを挟んでみてはいかがでしょうか。

(⌒^⌒)b だね


2008/5/21 追記 ネックの反り具合と弦高が変われば,1Fの弦高は大きく変わってきます。

本来の適正な1F弦高はゲージも要らない昔ながらの方法がベストですね。

それは,3Fを押さえて1Fと弦との隙間を見るという方法です。

6弦は少し多めにとりますが,他の弦はほとんど私はくっつく寸前にとります。

1,2弦を少し高く取った方がいいギターもありますし,インブリッジピエゾの出音まで整えるにはこの部分でテンションを調整したりします。

各弦の3Fを押さえて1Fの隙間を見るという方法がいいですね。

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