マーチンギター試奏会


20本くらいのマーチンをまとめて弾いてみました。めったにない機会でした。 押尾コータローさんも買ったというD-28GEも弾いてみました。



マーチンクラブコンサートが秋田で開かれるに先立ち,シマムラ楽器秋田フォーラス店でマーチンギターの試奏会を計画してくださいました。





どうでしょうか。このずらりと並んだマーチンギターの数々です。 実に20本以上あります。 これらをスタジオ貸切でじっくりと弾き比べるという大変にすばらしい機会がありました。



(最後まで御付き合いくださった生徒の皆さん (^ー^) お疲れ様でしたぁ~♪)



なんと言っても自分がいつもレッスンをしている慣れた会場というのがいいですね。初めての楽器屋で緊張しながら様子をみながら弾くのとは違います。


一応グレードをしたから順に弾いてみます。






D-18を3本弾いてみましたが,型番は同じでも出てくる音はまるで違います。D-18Vはすごいです。個体差でアタリのギターなのか,18Vそのモノがすごいのかはわかりませんが,26万くらいの値段であれば,かなりコストパフォーマンスが高いと言えます。




どんどん行きましょう。


続いてレギュラーのラインナップです。




D-28と35の違いは一般的に言われているように,D-35は高音がきれいですね。全く好みの問題だと思います。


ちなみにこのD28はBlueStickというあたらしいピエゾを搭載しています。



バックに貼り付けてあって,電池が2個ついていてサウンドホールにボリュームがあります。



肝心の音はどうでしょうか。

( ̄~ ̄;)ウーン・・・


エレアコ的なインブリッジピエゾの音に感じます。マーチンの威信にかけてテイラー以上のピックアップを期待したいですね。

ピックアップの音を比較している海外のページ




ではさらに高級機にまいりましょう。





やはり,D45は違いました。さすが100万クラスです。ピアノのような低音とはよく言ったものです。






いよいよ大物の登場です。ハカランダシリーズ行ってみましょう。


サウンドホールが大きいですね。


表情が何かを物語っていますね。


OM28Vが値段的にはもっとも高価です。やはり,ドレッドの音というのはなんともギターらしいなと思ってしまいます。


特にハカランダという素材だからすごいのか,ゴールデンエラ(GE)で造りを手間ひま惜しまず1930年代の黄金時代をよみがえらせた造りがすごいのか,わかりませんが,(たぶんどっちも)これを聞くとD-45がかすみます。


もう一度D-45を弾きなおしましたが,D-28GEが上だと思いました。会場にいた全員がそう感じたようです。


これでネックのシェイプを好みに削ってもらえば,最高の一本になるでしょうか。




以下は参考に弾きました。






意外にOOO-1がオール単板ではないのに鳴りがいいんですね。マーチンの音がします。 でも,このクラスを買うと必ず上のが欲しくなりますよね。


カウボーイの集成材の音は不思議ですが,ギターとしてはバランスが取れています。でも,この値段ではどうでしょう。



こうやって弾き比べると,D-28が普通の音に聞こえてきます。耳が肥えるというのは恐ろしいですね。




実は次の日にもう一度試奏をしました。生徒でも買うのが不可能ではない値段のギターだけ集めてみました。

するとどうでしょう。D-28は確かにいい音がするのです。


一般的にはこのギターは十分なレベルなのかもしれませんね。



D-18Vは26万だとしたらやはり,他のギターよりも良い何かがあると思いました。弾いていていいんです。

格下のマホではなく,材質の違いとしてのマホガニーサウンドを聞けると思います。


参考までにD-28GEをもう一度弾かせてもらいましたが,至福の音がしますね。これを弾き込んで鳴りが出たらどうなるんでしょう。


GEのシリーズは他のギターもいつか弾いてみたいものです。



今回沢山弾いて思ったのは,ギターの出荷時の状態は弦高調整までされていないモノが多く,結構高めになっています。

自分で好きな位置に調整してくださいという事だと思いますが,買ってからそのままで弾いている人はぜひ一度専門のショップに調整に出すことをオススメしますよ。


私のテイラーもスタジオMに調整に行っています。


いい音がするギターはだいたいテンションも高めになるという傾向を感じますね。確かに張りが強ければいい感じに鳴りますよね。ピアノのように。

でも,初心者がこれくらいのテンションのギターを弾きこなせるかは疑問ですね。 私は指が弱いので,スタジオMのテンションがちょうどいいのです。いろんな技が出せるようになります。


音が最高でも演奏が最高になりにくいとすればどっちをとるかですね。


また,レギュラーのラインよりもビンテージの方が明らかに鳴りがいいですね。スキャロップでブレイスを削っていますから,鳴りをとるか,丈夫さをとるかこれもどっちかなんでしょうね。


コリングスのハカランダとGEの対決というのもいつかしてみたいものですね。



また,ネックの形状が様々です。 Vネックと言っても,クラプトンモデルは44.5ミリのVネックですが,D-18Vは42.9ミリのVネックです。これだと問題なく親指も使えます。

44.5のVは手の大きさが関係していますので,だれでも弾けるわけではないと思いますよ。

さらにVネックでもシェイプが様々で,幅があって,丸みがあるのはかなりきついですね。 音が良くてもこれでは演奏できない曲が出てきます。



いい音を求めるか,演奏し安さを求めるか,あなたはどちらでしょう。



でも,実は右手のタッチを研究する方がずっとギターの音はよくなりますから,高いギターを買う前に,指の形と角度を変えるのもいいですよ。


(o^^o)ふふっ♪




2004/7/6 マーチンD-28に関するおもしろい本があります。これであなたもマーチンオタクになれますよ。ギターそのものの知識の幅が広がりますので,オススメします。


マーティンD-28という伝説〓文庫 (025)





2004/8/25 これもおもしろい本でした。いいギターを買うまでの道のりと買った後自分にどんな変化があったのか。 興味深いですよ。すぐ読めます。

僕のマーチン君〓文庫 (041)



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