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niioka

ドライゼンターギター試奏


これは笑うしかない!すごい音量です。 ドイツの完全手工ギター,ドライゼンター試奏しました。




ギターの音量というは演奏にかなり影響がありますよね。


音量が大きければ,弱音を使えますので表現の幅が広く出来ます。 また,ギターが鳴っていると演奏者のノリが違います。


それで,鳴るギターというはギターの重要な要素だと思っているのですが,私の試奏暦の中で過去最大音量かと思われるギターを弾きました。

(; ̄Д ̄)なんじゃと?



ドイツのギター製作家,ドライゼンターさんが一人で作っているギターです。



まずは外観を見てみて下さい。


シダートップのジャンボボディで,サイドバックは珍しくボリビアンローズウッドです。木目がすごいです。ネックもボリビアンローズです。





ボリビアンローズはエボニーのような固さがあるらしいです。


他の特徴は,ネックとブリッジはハカランダです。そして,660ミリのロングスケールです。


普通,スチール弦のアコースティックギターは指板がエボニーであれば,ブリッジもエボニーが多いと思います。 指板がエボニーでブリッジハカランダはクラッシック系の作り方に多いようですね。



では,さっそく弾いてみましょう。 今回は生徒さんも試奏に立会いました。


♪ ボロローン

ブハハハハ (≧∇≦)人(≧∇≦) ブハハハ


とにかく,笑ってしまうのです。 それくらい音量がでかいんです。まるでアンプを通したかと思うくらいです。


♪ ボローン

(≧∇≦)/ ハハハ


ギターとはココまで音量が出るものだったのですね。


ギターのボディサイズからすると音量にはある程度限界がありますよね。 でも,ロングスケールと相まって,ドライゼンターはピアノのような低音が出るのです。本当に本当ですよ。


高音の硬質な切れ味と低音のハッキリした輪郭はどんな曲を弾いてもすごいパワーで迫ってきます。

このギターならクラッシックギターのように小ホールで,アンプなしの生音だけのコンサートも可能な気がします。


あまりの衝撃に手元のギターを2本売ってしまおうかと思ったくらいです。


張っていた弦がエリクサーのライトだと思いますが,ミディアムならもっとすごいような気がします。


6弦をDに落としてもパワーは全く変わりません。 輪郭がはっきりとクリアーに音量は部屋を満たすほどの音です。


押尾コータローを生音で挑戦したい人は,低音の厚みと高音の切れ味がすごいので,このギターなら可能かもしれませんよ。


これはシダートップのレスポンスと,ボリビアンローズの硬質な材質からくるものだと思います。

しかし,ギターの造りがすごいです。完全にその鳴りを引き出しています。

ネックはいくらか最近のギターに比べると太めですが,弾きやすくストレスはありません。弦のコントロールはかなりしやすいですね。


いつかドライゼンターさんの他の材のギターも弾いてみたいものです。



どの人もこれを弾くと最初に必ず笑います。

それ位すごいギターです。


サドルの形状もかなりバナナムーン的なヘッドウェイ的な感じですね。



ネックもボリビアンローズです。 ストラップピン(ロックピン)もサイドにあるのがまた考えてありますね。





ヘッドの感じもドイツ職人の心意気を感じますね。


Martinもドイツ系職人の移民でした。

ソモギもポーランドからの移民です。

もちろんフォルヒはチェコです。


最後はギターもヨーロッパなのでしょうか。

( ̄~ ̄;)ウーン・・・



完全手工ギターなので,値段的に誰でも買えるものではないと思いますが,ライン生産では出せない手工ギターならではの完成度に達しているギターですね。


演奏者が楽しいギターというかボディの振動がズシーンと自分に来るので,演奏者はボルテージが上がっていきますね。 この鳴りはマニアにはたまりません。


でも,一般的なリスナーはどうでしょう。うちの奥様のコメントです。

「私はフォルヒがいいわ。響きがキレイだから。デザインもステキだし。このギターは少し強そうだし。」などと言っていました。



ギターは響きだけでは判断できないところがありますよね。

ギターで実際に曲を弾いてみてどういう感動があるか。

これがいつも私が尺度にしていることなんですね。


愛知県に近い人はいつかスタMで試奏してみてください。

∠( ̄∧ ̄) ラジャ!



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