フォルヒの初めて弾いた時の試奏記


FURCH フォルヒギターを試奏しました。 これはすご過ぎます。チェコ共和国恐るべし。 このギターはここ数年弾いた中でも特筆ものです。




ついに最近一部マニアの間で話題のフォルヒを試奏しました。


正直驚きました。これを日本に紹介したいと思ったMr陳の気持ちがわかるというものです。

\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース



おそらく,この数年間で試奏したギターの中でも特筆すべきものであることは間違いありません。

何がどうすごいのか画像からご覧ください。


スプルース&ローズのドレッドカッタウェイモデル




シダー&ローズのOMモデルです。



どちらもすごい造りです。しかし,わたしの心を動かしたのはシダーモデルの方です。


バインディングのラインや指板の仕上げから,ネックとヘッドのフィンガージョイント,デザインセンス,などご覧ください。



テイラーのようなデザインですが,さらに上を行っています。鼈甲風のペグの色がすべての箇所で韻を踏んでいます。



ペグはシャーラーゴールドです。タスクのナットと相まってとてもチューニングは滑らかです。ちなみに,ラリビーもシャーラーです。ヘッドのフィンガージョイントが見えますか。


ブリッジピンも同じデザインです。



ネックヒールのストラップピンも,エンドピンも,ボディバインディングまでが同じデザインです。 きれいです。



サウンドホール回りも,細い貝が入っています。ホールの中のFマークは薄い木の板に焼印で入っています。


おしゃれですよね。 指板のスモールドットもシンプルで品がありますね。

指板とブリッジのエボニーも縞がない真っ黒なタイプです。 このデザインこそ,NIIOKAモデルで目指したかったバランスでした。


ギターとしてのカッコよさは群を抜いています。

飾っておいても様になりますね。



しかし,ギターはあくまで楽器ですから音が良くて初めて価値があると思います。


音はどうなのでしょうか。



そっそっそっそれが,すごいなんてもんじゃないんです。



フォルヒと自分のスタMギターとを一緒に比較してみましょう。



左から studioM MD-43 NIIOKAモデル  フォルヒD24SRCT,フォルヒOM23CR


どんなにデザインがいいギターであっても,問題は音です。OM23CRを弾いてみましょう。


チューニングしてみます。


♪ギュイーーン

(ノ°ο°)ノ  オオオオ


ペグのまわした分がそのままチューニングメーターと一緒に動きます。これは滑らかです。



3弦はどうでしょうか。


♪ギューーン

w(°o°)w おおっ!! キンッもカンッもありません。



これぞギターです。



では,いよいよ音出しです。

♪ジャララーン


これは鳴ります。鳴るなんてもんじゃないですね。

音量が大きいのがはっきりわかります。

もしかして,studioMのドレッドよりも大きいかも。 (後で録音したら本当にそうでした。)


これくらい鳴れば,ドレッドを抱える必要がないのではないかと思わせます。

何よりもすごいのはテイラーと同じような弾きやすさです。

ネックの幅は45ミリあるのですが,薄さがすばらしく全く気になりません。 (なぜか公称はサイズが同じなのですが,スプルースのドレッドはもう少し厚いネックになります。)

指板の仕上げがすばらしく正確で,まさにテイラー状態で,上手に弾けます。

弦高も6弦12フレットで2.2ミリと低くセットされています。文句なしです。

ドレッドよりも2cmはボディ幅が薄く抱えやすい上に,テンションも高くなく,まさに弾きやすいギターです。 (studioMよりもテンション感はややありますが,適度です。)


これだと本当に上手に弾けます。


注意深く音を分析してみます。

♪ ポロローン


音質はstudioMのギターに比べると高音が少なめで,低音の厚みと,何よりバランスの良さを感じます。

何より音に深みがあります。デザインと同じような品がある感じの音です。

シダーだからでしょう。

シャキーンという切れる音を求めている人は,感動しないかもしれませんが,ギター暦がある程度あって,ギターを何本か持っている人はこの音のすごさがわかると思います。

これはあきる事のないタイプの,癒し系の音です。 もちろんストロークでも十分いけますが,バラード系の曲でも弾いたら,かなり似合いますね。



音量,音色共にすばらしいギターです。

☆ミ凸ヽ(^-^) タイコバン!



もちろん,音の良さの評価というは個人差があります。

昔,オーディオに凝っていた時にこんな現象がありました。 初心者ほど高音が出ているシステムをいい音と判断してしまうのです。

もちろん趣味の世界はすべて好みですから,それでいいのですが,キャリアを積むと次第によりナチュラルな音色や,音の深みなどを求めます。

同じ高音でも,音のレンジが広いのと高音が少し盛り上がっているのは全く違いますが,その辺りの判断はキャリアで違ってくる部分です。

(  ̄O ̄)ホー


studioMギターの高音の切れ味は本当に万人が良い音といいます。

ギターの演奏を聞く人がすべてマニアであるわけではないので,この辺の高音の切れがある,良い音が出るのは大切な要素だと思います。

それに対して,フォルヒの音は玄人向けと言えないわけでもありません。 それでも,音の深みまで感じられる人にはかなりの高評価になるものと思います。

このテイラー以上のデザインで,テイラーと互角の弾きやすさを持って,テイラーより良い音がする,ギターがなんと驚くことに18万位なのです。 (初入荷は暫定価格でさらに安いのです。)

しかし,東欧から来るのでタイミングによってはオーダーギターと同じ3ヶ月から4ヶ月の時間が必要な場合もあるようです。


調べたらスティングも使っているようですね。


もし,あなたが,ブランド名にこだわらずに本物のギターをリーズナブルに求めている人であれば,ぜひオススメできるギターです。


ドボルザークの新世界やスメタナのモルダウだけではなかった。


チェコ共和国恐るべし。


2008/5/15 追記 フォルヒの良さは私が語らなくてもすでに知られるようになってきました。 フォルヒはほとんどすべて弾いていますが,どれも水準以上の面白さがあります。

特に調整していいと思ったのは,スプルースのドレッドです。 これを弦高を下げてテンションを軽くしていくと,これがまた弾きやすさと箱鳴り感とどのバランスもとてもいいのです。

ニコピンを付けてもラインの音がびしっと決まって,非常にいい感じです。

このスペシャルな初期調整を新品のフォルヒにサービスで施して,ピックアップも取り付けて,MIXPROの内部調整もして,新岡ギター教室WEBから販売することもできるのですが,それは私の時間的な余裕がある時ということになります。

気になる方はメールでご相談くださいね。

フォルヒのD23SRを最近購入された方の感想

まったく別物のギターに変身しておりました。  スプルーストップですが、中低音が豊かで深みのある音ですね。 

優しい音色でずっと触っていたくなる音です。 

 いつもは Taylorで高音がきれいなのですが、家人にとってはうるさいようです。 しかし Furch は静かで良いといわれました。 

ドレッドだけに音量は大きいかと思っていましたがこの点は意外でした。 

弦高が低いのにバズらずにテンションもきつくない調整はさすがです。  この弾きやすさは Taylor を超えるかもしれません。 

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