ついに自分のオリジナルモデルが出ました! 世界限定4本でした。(たぶん) このギターはすごい!

TOP ソリッドスプルース
SIDE&BACK ソリッドローズウッド
TUNER GOTOヴィンテージ
ナット&サドル TASQ
ペグはGOTOヴィンテージです。ヘッドが軽くなるので,音にいいような気がします。

中域や高域のプレゼンスと呼ばれるあたりの音は,とてもきれいです。
これはサドルとナットをタスク(TUSQ)という人工象牙にしてもらったこともあると思います。
でも,ナットの溝はわたしの好みで,1弦を少し内側に入れて切ってもらいました。


サドルはマーチン用タスクですね。
フィッシュマンのNEO-Dが付いているとこうなります。

弦高も6弦12フレットで,2.1ミリに設定されて大変弾きやすいのです。
弦ははじめダダリオが付いてきましたが,ダダリオは6弦が細いので,低音もいくらか細くなります。 音色的には中域に張りがあります。 次にマーチンSPを張ってみました。 これは不思議と弦がやわらかく感じるのです。この音は気に入っています。 今はアニーボールを張っています。カスタムライトです。 アニーは低音も太く出ます。でも,この音もいいのです。
でも,もうひとつスタジオMのギターをわたしがオススメする大きな理由があります。
それは,テンション(張り)なんです。
(・_・)/\(・_・) テンション?
このギターは弦のテンションが低く感じられるのです。
もっと正確に,テンションを測る方法がないか考えていますが,いつか何Kgと出せる時がくるかもしれません。
この辺りは実はカタログにも何にも載らないのですが,(のせようが今のところない)アマチュアにとっては大切な気がします。
演奏のプロと呼ばれる人は,通して4,5時間弾くことも普通です。
レコーディングになれば,たぶん一日中弾いていると思います。
私も以前CDのレコーディングをした事がありましたが,次の日は左手で物が持てなくなり,マッサージしてもらってようやく動くようになりました。
次の日を中一日空けておいてよかったことを覚えています。
これは普段2時間以上弾いていない人が,いきなり,6時間も弾いたからです。
┐( ̄ー ̄;)┌ マイッタネ
そう考えると,プロという人の握力とかテンションの感じ方はすでにアマチュアとはかなりの違いがあるはずです。
ですから,プロがいいというギターをアマチュアが弾いて同じ音が出せるかどうか?これは疑問があります。
例えば,イサトさんがいいというギターがあったとします。
でも,イサトさんはオープンD6というチューニングで,しかもそれの半音下げにしています。
オープンD6は6弦1弦を1音下げ,3弦を半音下げにしますので,テンションはゆるくなります。
そして,全体がさらにそれの半音下がっていますので,スタンダードチューニングよりもかなり緩いはずです。
この状態でちょうどいいというテンションのギターをもし,アマチュアがスタンダードチューニングで弾いていたとしたら,本当にイサトさんと同じようにいい音をだせるかどうか。
これには大変に疑問があります。
さらにイサトさんがミディアムゲージの方がいい音がすると書いているかもしれません。
でも,同じ理由で普通はオススメしません。
でも,でも,スタジオMギターならミディアムを張っても大丈夫でした。
ラリビーのノーマル状態にフォスファーライトを張ったような感じで弾けます。
それくらい,テンションがスタンダードチューニングでも緩く感じるのです。 チョーキングもらくらくOKです。 最近はライトゲージでスタンダードチューニングにして緩めていませんが,今の所弦高に何の変化もありません。
特に最近わたしはトミー・エマニュエルにハマっていて,彼の演奏によって,スタンダードチューニングの可能性がさらに開けてきたので,どうしてもスタンダードが弾きやすいギターがいいのです。
テンションが低く感じると言っても,中高音がきれいに聞こえますので,音に艶がないわけはありません。
メロディーが聞こえるドレッドです。
2008/5/15 追記
今にして思えば,このギターの設計の特徴はオーストラリア系の影響を受けた感じでした。
トップに厚みがありますのでスキャロップブレイスと言っても,マーチンビンテージシリーズのような響きではありませんでした。
少しブリッジプレートも広めの感じだったと思います。
生音も非常に良かったですが,何よりもラインの音です。
ラインの音のリアルさは他にはないくらいいい音でした。
これは,トップの厚みとも関係があると思います。
トップが厚いメーカーはコール・クラークです。
おそらくですが,メイトンもトミーがあれだけ削ってもトップが壊れませんので,厚みがあるのかもしれません。
(* ̄m ̄) ププッ
実は今は某フォーク・シンガーの方がライブで使っています。
いつか見かけるかもしれませんね。
現時点ではこれは製作不可能です。
でもスタMは常にオーダーの可能性を探っていますので,またいつかお得なオーダーギターを始めるかもしれませんね。
(ノ^_^) ハイ!
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